セラピスト半年の私が、セラピスト未経験の方にタイ古式マッサージを「教える」ことで自己成長した話。

「教える」は最強の自己成長

先月から、昨日まで、トータル約30時間。私が通っているマッサージのスクールで「ティーチングインターン」という授業がありました。(自分も生徒ではありながら)「講師のサポート役」で他の生徒さんに「教える」という授業。

授業の中身は、
一番最初に習うベーシックのタイ古式マッサージの「バンコクスタイル」
↑「スタイル=流派みたいなもの」とざっくり思っていただければと思います。

そしてそれを、

「過去にマッサージの勉強をちょっとしたけれど、お店での勤務はない未経験」の方に実際に教える、というシチュエーション。

ちなみに、
私が「バンコクスタイル」を習ったのは、
去年の11月。

そして12月には
「チェンマイスタイル」(ベーシックの2つ目)
を習って、

そして1月には
「TTMAスタイル」(スクール独自のもの)
を習いました。

↑3つのスタイルは、それぞれ

・手順
・アプローチ
・使う部位
(親指での圧迫だけ、だったり、ヒザやヒジも使う、だったり)
・どんな人に向けてやるか
(わりと健康な人向け、だったり、凝りがひどい人向け、だったり)

などが違うというイメージをもっていただければと思います。

今回、ティーチングインターンにあたり、
あらためて「バンコクスタイル」を復習しました。

が、

普段、施術するときは、
「TTMAスタイル」をベースに、
お客さまの症状に合わせて施術内容を組み合わせてやっていたため、

「バンコクスタイル」と「TTMAスタイル」の
手順がゴッチャになって、頭が大混乱!!!

「バンコクスタイル」のテキスト(教科書)やDVDを見ると
「これ、どこを指圧してるんだっけ?ここで合ってたっけ?」
「これ、どこの筋肉を伸ばしているんだっけ?練習台をお願いして人にやってみたけど、ちゃんと伸びてる?」
と、普段取り入れていない指圧やストレッチについてだったり、すごく細かい疑問点がかなり出てくる・・・。

私の秘書のお仕事のクライアントである精神科医・樺沢紫苑先生の代表作
「アウトプット大全」に

「教える」は最強のアウトプット法
最強の自己成長

と書いてありますが、

人に教えるには、
言語化できるくらい
動きで表現できるくらい
しっかり理解していないと
教えることはできない。

「教える」ということの難しさをあらためて実感するとともに、
自分自身の復習・気付きも多く、初心に戻って学ぶことができました。

「主観的」ではなく、「客観的」に伝える

また、
ティーチングインターンの授業の最初に、スクールの学長から言われたことは、

教える生徒さんに
「主観的」ではなく、「客観的」に伝える

ということ。

例えば
「受け手(私)が痛いと感じる」時。

「力を弱めて」
という主観的な伝え方ではなく

「手や肩に力が入ってしまっているので、
圧が固くて、押さえつけている感じになっています。」

「原因は、
相手との距離が近いことが原因だと思うので、
少し下がって距離をとってみたらどうですか?

もしくは、
「原因は、
ヒザを閉じてしまっているから、身体が安定していない。
ヒザをもっと開いて、安定する姿勢・ポジションを見つけてください」

と言った形で、

具体的にどんな感じ(フィーリング)なのかを伝える。
そして、原因は決して1つではなかったりするので、
その原因と解決方法をアドバイスする。
そしてそれを、「個人の感想(主観)」ではなく
客観的に、言語化して伝える。

もう、本ッッ当に難しい!!!!

さらに難しいのは
「なんか違う」のはわかるのですが、
その原因と解決方法がわからない
という時。

今の私レベルでは、もう、本当にどうしたらいいかわからない・・・!!!

そういう時、スクールの学長は本当にすごい!!!
パッと見ただけで、解決方法がスラスラと出てくる。

まぁ、仮に私が
パッと見ただけで、解決方法がスラスラと出てくるレベルだとしたら
マッサージのスクール開けるレベルということになる。

去年から学び始めて半年の私と、
学長と比べるの自体がおかしいとは思いますが、

本当に学長がすごい・・・。
あと、似たようなところで言うと
うちの武術の師匠も本当にすごいんですよね・・・。

・身体の構造の理解
・座学が頭に入っている
・それを即座に体現する
・一度覚えてたら忘れない
そんなところ。
もはや「変態の域」と言っても過言ではない(笑)

私自身、日頃周りにいる人が「アウトプットの達人」「毎日ブログ書いている人」「本を読んだら感想を書く人」がほとんどで、
「アウトプット」が当たり前の環境にいることもあるのか、

普段そういう環境にいない他の方からは、「言語化して伝えるの、上手だね」と言っていただける方なのですが、

こういった言語化能力=人にわかりやすく伝える力は、日頃から鍛えていないと身につかないし、上手にならないなと感じました。

上手なプレイヤーが、上手な先生になるとは限らないですしね。

将来の野望として「教える」ということ

将来的に、
『「夫婦やカップルでマッサージのし合いっこ」ができる人を増やしたい』
という野望が私にはあります。

お互いに癒しあえて、スキンシップがとれて、一緒にリラックスする時間があったら良くないですか?
なんて思うのです。

「教える」「講師になる」のは将来的にできるようになりたいことなので、
今回のティーチングインターンの授業は、とても有意義なものでした^^
教えた生徒さんにも、無事に修了証がお渡しできてよかったです。

なお、7月には
「ハーブボール」
「タイ古式マッサージ チェンマイスタイル」
のティーチングインターンの授業もあります。

多分、チェンマイスタイルの復習で、また頭が大混乱になると思うのですが、しっかり教えられるように復習して引き続き頑張ろうと思います!!!!

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